どうも皆さんおはこんばんは、ぐっどあふたーぬーん、琉です★
あたしはスカイダイビングをしたあと、今に至っております。
-その者、溶けこむ-
目の前にはイケメンくん。男らしい背中ですな・・・!
あのあと、あたしはイケメンくんに案内されて城内を歩いておりますイェアー
中々に大きいお城で、すれ違う家臣さんや女中さんも多い。
というか本当、ここ何処なんだろうね!
怪我の手当てをいたしますゆえーとか言っていたけど、多分これからはあれだね。
たぶん、ってゆーか
絶対尋問タイムだよね!!
そりゃあ、ね。空から見目麗しい
あハイ冗談ですハイ調子こきました嘘です。
うん、空から得たいの知れない人間降ってきたら怪しむよねえ。
そんなこと考えながら、お腹空いたなーとかぼやいていたら
いつのまにか到着地点に到着したようだ。
シンプルだけど和風な柄が目を引く襖を、すっと開けて入るイケメンくん。
え?あたしは普通についていったよ?
「お座りください」
「うえ?!おっ、あ、はい」
やべえwwどもりすぎだ、あたしwwww
でも、ね仕方ないんだよ。いきなりイケメンボイスで呼ばれたら誰だって吃驚しちゃう!
イケメンくんにたもされ、出された座布団の上に座る。正座になるのは致し方ないのよ。
あたしが座れば、どこから出したのか救急箱を取り出すイケメンくん。
包帯を取り出したかと思えば、それはもう凄いスピードで巻きつけられた。
うーん、手馴れてますな・・・。
オカンがフラッシュバック!
「慣れてるんだねえ・・・」
ええ、思わず言葉に出しちゃったあたし。
あらいけない、マジで口が滑った。
いやマジでわざとじゃないよ?本気で口から、こうポロっと・・・。
ああああやべえええイケメンくん、ポカーンとしてるぅ!
「あ、っと!いや、今のは・・・!」
「・・・分かりますか?手馴れている、と」
「
うほう?!」
うほう、ってなんだwwwww
あたしが弁解しようとすると、イケメンくんが溜息を出しながらそう言う。
なんかもう、はあ・・・って感じ。
あれデジャヴ。これはこじゅさん・・・?!
シュルシュル、と包帯を巻く音がする。
「えっと、分かる、ます(分かるますってなんだ、あたしいいいい)」
「・・・そうですか」
「?」
「お頭がよく無理をしますからね。怪我の治療は慣れたのですよ」
そう苦笑しながら話すイケメンくん。
・・・あれ、本当オカンとこじゅさんがフラッシュバックなんだけど。
手馴れるほど、というのだからイケメンくんの上司はよっぽど元気な人なのか。
ユッキ―みたいな人か、まさっちみたいな人か。
はたまたそのミックスか。
うわー、大変そー。
なんて話しているうちに、あたしの右肩には綺麗に包帯が。
いや、ほんとう綺麗に巻いてある。肩とか難しいだろうに。
・・・よっぽど慣れているんだね。初対面の人なのに、すごく同情しちゃうよ、うん。
いやー、なんかマジでかすり傷だったのに・・・申し訳ない感じがする。
「包帯、きつくはありませんか?」
「うえ、はい。全然だいじょぶです。よゆーです!」
「良かった。では、ついてきてください」
「あ、はい」
イケメンくんが立ちあがったので、あたしも急いで立つ。
短時間だったのに
凄い足が痺れてます、うん。慣れないことはしないもんだ!!うん!
イケメンくんは、すごい動作が様になっているというか。
なんか上品だ・・・。
襖に手をかけて、部屋を出ようとするイケメンくんについていく。
・・・そういえばついていくって、どこだろ?
うーん、まいいか。
あ、そういえば!
「あの!」
「?なんでしょう」
「名前、教えてください!!あたしは、琉って言います☆」
「・・・」
あああああ、イケメンくん引かないで!確かに☆つけたし、若干ウインクしたけども!
固まらないで、表情かったいよ!せめて笑ってほしかった・・・!!
うん、そうなんだよ。あたしイケメンくんの名前知らなかったよ。
このままだとイケメンくん表記が続いて、読者さん困っちゃうぜ。え?そういう話するな?
ご愛嬌!
イケメンくんはあたしのこと、「貴方」とか呼ぶし気づかなかったけど。
あたしがそう言えば、少しの間黙っていたイケメンくんだったけど。
「・・・と申します」
「名前は?」
「・・・・・・、です」
「そっか、宜しくねい!さんっ!」
照れながら、ぼそっと言う姿は反則だとは思いませんかああああああ!
抱きつきたい衝動を必死でおさえ、あたしは笑顔でイケメンくん、もといさんに言ったのだった。
*
「うおおおおお!この団子うまっ!やばっ!」
「ふふん、でしょー?!うちの国、自慢の甘味なんだぜっ」
「むむー、お持ち帰りしてええええええ!!」
・・・どうしてこうなったのかな。
天守閣には甘味をむさぼりながら叫ぶ女子ふたり。
それを微笑ましそうに眺める、黒い忍。
そして・・・私、 が居る。
事の発展は、数刻前に及ぶもので。空から見知らぬ女子が降ってきたのが始まりだ。
その女子、琉さんは見た感じ出羽の人間ではなさそうだったので、
ひとまずお頭に見せるのが得策だろうと考えた私は行動に移したわけだが。
とりあえず、変わった方だとは思った。
私にも怯えないし、きょろきょろと楽しそうに城を見ていた。
怪我の手当てをしていれば、手馴れていると話しかけてこられた。
名前を知らないと言い、姓を言えば名は?と聞き、名を言えば嬉しそうに笑顔を向けてきた。
・・・不思議な人だ。
そのあとに、お頭の元へ行ったわけなんだけども。
『お頭、この方が先ほどの例の女子だ』
『・・・』
『琉でーっす』
紹介をすれば、しばらく黙り込んでいたお頭。やはり国主。こういうところは、しっかりしている。
しばらく琉さんを見ていたお頭だったが、とたんに・・・へらっと笑った。
『ん、大丈夫じゃない?』
『・・・はい?』
『悪そうな人じゃないし。いい人だとあたしは思う。と、いうわけで問題なし!』
『
いや、問題おおありだろう。なんなんだ、その根拠は!』
『
勘』
『
え、なに?なんて言ったの?』
『もー、だいじょぶだって!ねー、琉ちゃん!』
『ざっつらーいと、お頭さん!』
と、いう具合に話はとんとん拍子で進み。
その間、鵠が腹を抱えて天井で笑っていたのは別の話だ。
最初は出所もわからない、素性の知れない人間を無事にしておくなんて気が知れなかったが
お頭が言うのは本当に大丈夫なことが多いし、琉さんと少なからず行動を共にし
大丈夫だと悟った私は、呆れ半分・苦笑しながら受け入れた。
そのあと、琉さんの話を色々としてもらったのだけど。
どうやら琉さんは別の世界からやってきたらしい。いわゆる、平行世界・・・というやつらしい。
こう別世界に飛ぶのは初めてではないらしく、何回もあるのだそうだ。
俄かに信じがたい話だけど、事実起こったんだ。信じるを得ない。
琉さんの世界には、そちらの世界の人物が居て。
こちらにも居る幸村殿や、政宗殿などなどが居るらしい。だが、それはそちらの世界の幸村殿や政宗殿であって
結構違うらしい。色々と。
なんとも不思議な話だ。
ふと、見てみれば楽しそうに談笑するお頭と琉さん。
・・・普段は、ああいう風に気軽に話せる人がいないからかな。
お頭の環境と立場からして、ああやって気軽に話せる人が居るのは嬉しいんだろう。
私や鵠とも話すけど、やっぱり友人が増えるのは嬉しいらしい。
年も近いし、楽しそうで何よりだ。
「ひゃああああ、この餡蜜めっちゃ美味すぃぃぃいいいいい」
「でしょでしょ?!もう、この餡がね!絶品でね!」
「うはあっ、こっちの饅頭もおいしそう・・・!」
「そっちは”くるり。”っていう甘味屋さんのなんだけど・・・」
「こっちの羊羹も・・・」
「こっちのは・・・」
「・・・!」
「・・・」
「「・・・・〜〜!!」」
・・・とりあえず、甘味足りるかな。
→
続いたコラボ_(:3」∠)_
琉ちゃんを動かすのが楽しすぎます。ごめんなさい、りゅい姉さん(´・ω・`)
きっと郁と琉ちゃんはこうテンションが同じ系列なんですねw
いつのまにかお互いを「○○ちゃん」呼びしてるといい・・・!!
そして、うん。まだまだ続いちゃう。次にBASARA人出しますよ・・・!tk出したいな!←
2012.4.16